ユーミン スペクタクル シャングリラV B
2007-07-01


Aの続き

「時のないホテル」
今回のシャングリラの派手な演出の中で一番の目玉と言っても過言ではないと思います。
とにかく、すごかった!!!
見所があちこちにあり、驚きとはらはらと感動の連続。
曲が終わったあとの客席の盛り上がりも一番でした。

通常のコンサートでもこの曲の演出は特別なものがありますが、今まで見たどの「時のないホテル」よりも今回の演出が一番度肝を抜かれました。
歌の世界も特徴的なもので、その世界が見事に再現されていのもすばらしかったです。
曲のはじまり前に、客席からマスクとトランシーバーを持ったスパイのような人たちが現れはじめます。
客席全体を多い尽くすようなノイズのような効果のあるライティングがほどこされ、時折「WORLD NEWS」という文字が浮かびあがります。
ステージにスパイが集まると、いよいよ曲の始まり。
重々しい前奏とともに、真っ赤なトレンチコートを着たユーミンがあらわれます。
そして、中央に設置されたプレートに乗って歌いはじめるのですが、このプレートが左右に大きく揺れながらステージ高く上昇。
その揺れ動くプレートにスパイに扮したアクターが飛び乗ったり飛び降りたりしながら曲は進み、途中でステージ裾からまた別の怪しげな格好をしたアクターがあらわれたり、頭上から大量の新聞のようなものがまかれて舞い飛んだり。。。
かと思うと、一瞬にして、それまでのトレンチコート姿から、イスラエル風の白い衣装に早変わりするユーミン。
執拗にユーミンをつかまえようとするスパイですが、天井から降りてきた縄はしごに飛び乗り、ユーミンはそのまま天井へと消えていきます。
ステージ全体で、炎が吹き上がり、花火がばんばんはじけとび、クライマックスを迎えようとするところで、ひとり天井近くまで上がりきったプレートからスパイが下のステージめがけて、ダイビング!!!
もう、興奮せずにはいられません!!!
とにかく、一時も目を離すことができないほど夢中になってステージを見ていました。

「BABYLON」
時のないホテルでの興奮が冷め遣らないうちに、今度は幻想的で神秘的な雰囲気の曲。
そして、今回の目玉ゲストのひとり、シンクロのデデューが登場です。
他のシンクロアクターがアクトが繰り広げられる中、神々しい曲と、神々しいユーミン、そして神々しいデデューの演技でもうなにがなんだか非現実的な世界にどっぷり(´ー`)

「12階の恋人」
この曲、いまいち思い入れがないため、演技に集中しましたが、たったひとり、女性のアクターがステージ中央でバラの花を1本使ったバランスアクトをし続けます。
あっけらかんとした曲調の中で、ただひとり演技をする女性。
正直、それまでの演出の中で、一番地味に見えます。
しかし、これがまた、なんともせつないというか、釘付けにされるというか、どことなく悲しげな印象を受けました。

「別れのビギン」
時のないホテルのあともあってか、そのあとの数曲、地味な印象がいなめません。
ただ地味でありながら、演技をしてくる人から伝わってくる何かがあるのも確かです。
正直、このあたりのユーミン、完全に脇役です。
天井からぶらさがったゴムベルトのようなものにつかまって、2人の男女が、それこそ曲の世界そのもののように、情熱的なダンスを繰り広げるのですが、優雅にきれいに舞いながらも、ほんとに情熱的。
ベルトに支えがあるのは男性だけで、その男性は宙に浮き、その宙に浮いた男性の力だけで支えられた女性が、宙を舞う姿ははらはらしました。

「Delphine」
デデューの本領発揮といわんばかりの、デデュー、ソロのシンクロ。
曲自体もとても美しく想像力をかきたてられ、ドラマチックで、デデューの芸術的な演技に見事にマッチします。
とにかく、デデューの動きがすごすぎる。
きびきびした演技の印象のあるシンクロですが、全然違う。

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